Taglibro de miyacorata

Vi fine falos en la marĉon.

ヤフオクで買ったパソコンを魔改造する話

皆様ごきげんよう、宮野です。アサルトリリィ見てますkウッ(PTSD) 結梨ちゃん...

この記事は NITKC ProLab Advent Calendar 2020 の12月5日の記事として書かれています。
寒くなってきたと思ったらもうアドカレの時期ですね。みなさまよろしくお付き合いくださいませ。

12月4日の記事は48Tさんの Notice: Undefined index: 4_48T でした。虎太郎くんに押し付けられたそうです。かわいそう(他人事)

パソコンを新調したいと思った

ヘラったメンのことは一旦おいておき、本題のお話をしましょう。

宮野が所持しているPCは以下の3台でした。

  • MiyanojiRapid (マウスコンピュータ MB-F575 Win10Home i7-6500U RAM8GB)
  • TSUBUKU/akvolilio (とある人に不燃ごみ名目でもらったマシン Win10Home&Xubuntu i7-2600 RAM8GB GTX1650)
  • FALSTELO (富士通 Q507/PE Win10Pro Atomx5-Z8550 RAM4GB)

で、このリスト中で異彩というか違和感を放っているのがリスト真ん中の TSUBUKU/akvolilio です。

不燃ごみ名目で送料のみで譲ってもらったマシンにHDDとメモリだけなんとかしてあとからグラボ(GTX1650)を刺して使っていたマシンですが、こいつがなかなかの問題児でした。

TSUBUKUの問題

  • 起動がありえん遅い
  • 起動後のレスポンスもありえん遅い
  • Chromeの起動もありえん遅い
  • Waifu2x-caffeを使った画像の処理はそれなりのスピードでできる

とにかくWindowsだと重い重いマシンと成り果て、結果Xubuntuデュアルブートにして基本はXubuntuばっか使っているという有様でした。

まぁマザボも石も古いし仕方ないっちゃ仕方ないもんです。 i7とはいえ2600、10年近く前のCPUを第一線で動かすのは老人ホームのおじいさんにカラオケで100点をとってもらおうとするような所業です。 起動ディスクがHDDというのも追い打ちかけてそうです。

もう十分働いたでしょう、世代交代が必要です。

中古でいいのないかなと漁る

いや買うの中古かよ。しかたねーじゃん新品で買うと10万以上かかるんだよ。

早速見てみたのはPC工房の中古ストア。いいのないかなーと見ているうちに気になるアイテムを見つけました。

富士通 D956

富士通が誇る(かどうかは知らないが)ESPRIMOシリーズです。学校や職場に似た筐体がある人も多いのでは?

ちなみにESPRIMOというのは「ESPRIT」「EXPRESS」「PRIME」からの造語らしいです。

azby.fmworld.net

意外な伏兵、それは

コンパクトな筐体でちゃんと動きそうな構成なのも気に入り、だいたいESPRIMO買おうとしたところ、意外なサイトを見つけました。

ヤフオクです。

落札しました。

D956、i5-6500、RAM8GBでストレージをSSD512GBに換装の上WPS Officeのライセンスまでついて29800円、即決だったので即決しました。

とどいた

D956/?ではなくD957/Sが届きました

梱包のダンボールにある商品IDと型番もあっていたので先方の間違いみたいなのではなく単純にあたりを引いたようです。

命名 DAINSLEIF

命名元はあのCHARM名からです。D957/Sなので頭文字が同じダインスレイフとなりました。

宮野は導入した設備にそのときハマっているコンテンツに由来する名前をつけるケースが多いです。 例えば miyacorata.net のシステムJellyfishスタァライトのひかりちゃんのクラゲ好き由来ですし、現在稼働しているCarouselサーバ(VPS)はまつり姫のSSRカードロマンティックランド由来です。

このままではワーキングPC

記事タイトルを思い出しましょう。まだ魔改造していません。

先述の通りGTX1650は手元にあるのでうまくひっつくならそれを使いたいものです。

しかしメーカー製PCでスリム筐体のD957/Sはちょっと厄介な仕様になっています。

D957/SにはPCIe x1とx16スロットが用意されており、写真のようにライザーカードを介してマザーボードと平行に挿すよう設計されているのですが、x16スロットが下側にあります。このままでは2スロットぶんの幅を使う手持ちのGTX1650は物理的に挿すことができません。

解決策は2つです。1つ目は1スロットですむグラフィックボードを調達すること。例えばGT1030のボードなどですが、GPUの性能としてはGTX1650よりは確実に劣ります。

2つ目はライザーカードの基板を取っ払いライザーケーブルを使って無理やり繋ぐ方法。無理やりですが、グラボ買い足しよりコストは抑えられGTX1650を活用でき一石n鳥っぽいです。

発注

ものは試しと2つ目を実行するべくAmazonで見つけたライザーケーブルをポチります。

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ポチったライザーケーブル

ついでにメモリもパソコン工房で注文しました。

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買ったメメリ

Let's 魔改造

GTX1650を挿す

ライザーケーブルが届きました

やることは簡単です。先程のパーツから基板を引っ剥がし、ライザーケーブルに置き換えます。 ちょっとケーブルが長めなのでファンに干渉しないようにかつ断線しないことを祈りながらやーらかく折ります。

ドライバインストールを行いこちらの作業が完了。

ライザーカードの基板はひとまずGTX1650の箱にぶち込んどくことにしました。

メモリを挿す

ここまでくればウイニングランです。

こちらは電源切って挿すだけで完了。

完成

ワーキングPCはめでたくゲーミング(がある程度できるはずの)PCになりました。

電源容量的には250W電源に推定180W出させているので効率としては0.7とまぁええかレベルになってると思います。ヨシ!

旧PCはまぁそのうちHDDだけ外して部室に持っていこうかなと思います。

次回予告

明日はKPさんの "systemd-nspawnで快適な開発体験を得る話" です。

アサルトリリィはいいぞ。